概要
放射線部ではX線撮影・透視検査をはじめ、CT検査・MRI検査・血管造影検査・心臓カテーテル検査・核医学検査等の各種検査およびリニアック装置による放射線治療を行います。
放射線部門は、放射線科医2名、及び診療放射線技師11名、看護師1名、受付職員1名で構成され、他部門と連携を取り、安全性に十分配慮し、患者さんの検査及び診断に対応いたします。
各検査室のご紹介
放射線・生理検査受付
放射線検査および心電図等の生理検査に来られた患者さんの受付を行います。受付時にバーコードの印刷された本人確認票を患者さんにお渡しします。各検査室に入室する際に本人確認票を担当者に渡すことで、本人確認を行います。
さらに本人確認のため、お名前、生年月日をお聞きいたします。何度かお聞きすることになると思いますが、ご理解ご協力をお願い致します。
検査内容
- レントゲン室
- 超音波けんさ室
- X線透視室
- CT検査室
- MRI検査室
- 核医学検査室
- 血管撮影室
- 骨密度検査室
- リニアック室
- 回診撮影
- 移動型X線透視
レントゲン室-1
診断用X線撮影装置/立位・臥位長尺撮影台
胸部や腹部、骨などのX線撮影を行います。立位や臥位、坐位などいろいろな体位で検査が行えるようX線撮影装置が設置されています。長尺撮影台では下肢や脊椎の全長を撮影します。
FPD(フラットパネルディテクタ)で撮影を行うことで、診断に最適な画像に処理することができます。また、FPDのX線効率が高いため、X線被ばくを低く抑えて撮影することが出来ます。
臥位撮影台
立位長尺撮影台
レントゲン室-2
断用X線撮影装置/デンタル撮影装置/
パノラマ・歯科CT・セファロ撮影装置
胸部や腹部、骨のX線撮影の他に、同室に歯科撮影用装置も設置されており、デンタル撮影やパノラマ・セファロ撮影、歯科CT撮影を行っています。いずれの装置もデジタル化によりX線被ばくを抑えて撮影することができ、撮影後すぐに画像参照が可能です。
立位撮影台
パノラマ・セファロ装置/デンタル装置
超音波けんさ室
超音波画像診断装置
超音波装置
X線透視室-1
フラットパネル型X線透視装置
消化管や泌尿器の造影検査やチューブ挿入等の処置や内視鏡検査などを行います。
フラットパネル型X線透視装置
X線透視室-2
フラットパネル型X線透視装置
1回の撮影で多層断層撮影が可能なトモシンセシス撮影も可能です。
フラットパネル型X線透視装置
CT検査室
X線コンピュータ断層撮影装置
MRI検査室
超伝導磁気共鳴断層撮影装置
1.5T(ステラ)MRI装置を使用しています。検査での圧迫感や不安感をできるだけ軽減できるように開放的な構造になっています。MRI検査特有の検査音も抑えられていて、乳幼児から大人(妊婦の方も)まで安心して検査を受けていただけます。検査時間は平均30~40分程度かかるため、ヘッドフォンを使用して音楽を聴いたり、液晶テレビでビデオ映像を見たりしながら検査を受けることができます。どうしても体が動いてしまう場合には鎮静をする場合があります。
核医学検査室
核医学検査装置(ガンマカメラ)
検査時間が比較的長いこともあり、小型の液晶テレビを設置して、アニメなどを見ながら検査を行うことも可能です。
血管撮影室
血管造影・心臓カテーテル検査装置
フラットパネルディテクタを搭載したバイプレーン型血管撮影装置を使用しています。超低線量での透視並びに撮影が可能で、被ばく線量の大幅な低減が可能となっています。また、1秒間に最大60フレームの撮影も可能で、心拍数の高い乳児の心臓についても対応可能です。心臓や脳血管のカテーテル検査・治療などを行っています。
骨密度検査室
骨密度検査装置
2種の異なるエネルギーのX線を用いて骨密度を測定する、DEXA法(二重エネルギーX線吸収測定法)の骨密度検査装置を使用しています。主に腰椎や大腿骨頚部、全身骨などの骨密度測定を行っています。検査時間は数分で、寝台に仰向けに寝ているだけで終了します。
リニアック室
放射線治療装置(リニアック)
直線加速型放射線治療装置で腫瘍に対する放射線治療や骨髄移植前の全身照射を行います。数台の監視モニターで中の様子を観察し、安全性に十分配慮して治療を行います。治療時間が長い場合には、アニメなどを見ながら治療を行うこともできます。
回診撮影
ポータブル撮影装置
撮影室までの移動が困難な患者さんのために、病室等でレントゲン撮影をします。
移動型X線透視
移動型X線透視装置
移動型透視装置を使用して、手術中の透視診断や造影撮影を行います。