宮城県小児総合医療整備基本計画理念

すべての子どもにいのちの輝きを

この理念は、本県の総合的な小児医療レベルの向上を願い、子どもや家族の視点を尊重し、子どもの成長に応じた総合的な医療が提供され、次代を担うすべての子どもたちが、生きる喜びを感じ、いのちを輝かせることができる社会の実現を目指すものです。

宮城県立こども病院設計理念

元気のでるファミリーホスピタル

みやぎのこども病院は、子ども一人ひとりをしっかりと見つめ、質の高い医療の提供とともに、子どもの家族と一緒に過ごす権利、遊ぶ権利、学ぶ権利、自分のことを知る権利などを大切にします。子どもの病気も家族の生活の一環としてとらえ、病気であっても日々成長・発達する子どもが、家族と一緒に安心して病気に立ち向かうことができ、多くの人に支えられながら、恵まれた自然環境の中で普通の生活がおくれるよう、子どもの成長を暖かく見守る「元気のでるファミリーホスピタル」を目指します。

病院の理念

  1. 私たちは、こどもの権利を尊重し、こどもの成長を育む心の通った医療・療育を行います。
  2. 私たちは、高度で専門的な知識と技術に支えられた、良質で安全な医療・療育を行います。

病院の基本方針

  1. チーム医療・成育医療及び総合的な療育プログラムを実践し、温かい医療・療育を行います。
  2. こどもの成長・発達に応じたきめ細やかな医療・療育を行い、自立の心を育みます。
  3. 一人ひとりの成長・発達に寄り添い、安全で潤いのある療養・療育環境を整えます。
  4. 小児医療と療育の中核施設として、地域の関係機関と連携し、患者や家族の地域での生活を支えます。
  5. こどもや家族と診療・療育内容の情報を共有し、情報公開に努めます。
  6. 自己評価を行い、外部評価を尊重するとともに、業務の改善や効率化を図り、健全経営に努めます。
  7. 臨床研究及び人材の育成を推進し、医療・療育水準の向上に貢献します。
  8. 職員の就労環境を整備するとともに、職員の知識・技術の習得を支援します。

病院のこども憲章

この憲章は宮城県立こども病院でのこどもたちやご家族の権利を示すものです。

  1. こどもたちは、こどもの病気を治すことを専門とする職員によって、適切な治療を受けられます。
  2. こどもたちは、みずからの健康に関するすべてのことについて、年齢や理解度に応じた方法で説明を受けられます。
  3. こどもたちとその家族は、検査や治療について事前に十分な説明を受け、納得したうえで診療を受けられます。
  4. こどもたちは、いつでも安心して治療が受けられるような環境のなかで、安全な痛みの少ない治療を受けられます。
  5. 家族はこどもたちの治療に積極的に参加することができます。
  6. こどもたちは、年齢や病状にあった遊びやレクリエーションを提供され、教育を受けられます。
  7. こどもたちとその家族のプライバシーはいつでも守られます。

病院の看護理念

  1. こどもとご家族の権利を尊重し、倫理に基づいた看護を提供します。
  2. こどものいのちをまもり成長・発達を促すとともに、安全な看護を提供します。
  3. こどもとご家族をひとつとしてとらえ、あたたかな看護を提供します。
  4. 小児専門病院として質の高い看護を実践し社会に貢献します。
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