当院の運営につきましては、日頃より格別の御高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、当院発達診療科の令和4年度以降の診療につきましては受診・診療システムを大幅に改変せざるを得ない状況となりました。関係医療機関の皆様の御力添えなくしては診療が成り立たない状況にあり、大変心苦しいところでございますが、新システムは次のとおりとなりますのでお知らせいたします。
また、新体制整備のため現在4月前半の発達診療科の新患予約を止めさせていただいております。早急に再開できるよう努めますので事情ご賢察いただき、ご協力くださるようお願い申し上げます。
- 協働診察スタイルを基本といたします。患者様の診察・フォローは原則御紹介元に通っていただくこととし、診療については発達診療科医師と主治医先生(紹介元)との間で定期的なディスカッションを「電話、対面、メール、Zoom、LINE 等々」で行う形でサポートさせていただきます。ディスカッションの形態(期間・時間・内容)はケースバイケースで柔軟に対応させていただきます。
- 上記に基づき、発達診療科通院は原則として初診の1回のみとなります。しかしながら初診の段階で重篤であったり、状況が込み入っていると判断されたケース(発達特性が強く生活に大きな支障をきたしている、虐待や発達性トラウマ、環境病理が強く養育機能が危うい、地域資源と全くつながれない等)や、経過の中でそのようなことが見えてきたケースについては、随時当院で通院フォローといたします。
- 発達診療科のマンパワーの足りなさから各医療機関の先生方にこのような御面倒をお掛けすることになり、大変申し訳ない思いです。今後は、仙台市内の患者様の場合ではアーチル、市外の患者様の場合では県子ども総合センターや市町村の障害福祉担当課(福祉面)との連携を密にしていく方針です。
- 上記の協働診療スタイルは、今後、発達診療科スタッフ増員等、状況の変化がありましたら、 随時変更させていただきます。
宮城県立こども病院 院長