令和4年に宮城県移行期医療支援体制検討委員会が設置されました。
これは、小児期から成人期への移行期にある慢性疾患の患者さん、特に小児慢性特定疾病の患者さんに対し、小児期・成人期医療において適切な医療が提供できるよう、医療施設の連携体制の整備および患者さんの自律(自立)に係る支援体制の構築について検討することを目的としたものでした。小児科医師、成人診療科医師、看護師、ソーシャルワーカー、行政担当者などで構成され、下表に示す日時・内容で委員会が開催されました。
宮城県立こども病院では、令和2年に成人移行支援ワーキンググループを設置し、成人移行期支援外来を開設。翌年度より成人移行期支援委員会として多職種スタッフが関与する組織として活動を行ってきました。そのような活動を素地として、県内における成人移行支援活動の拠点となるべく宮城県から当院にセンター設置が受託される運びとなりました。

開催日 内容
第1回 令和4年3月11日
  • 移行期医療支援体制整備事業について
  • 移行期医療支援に関する医療機関への調査(小児及び成人医療機関)について
第2回 令和4年6月27日
  • 小児及び成人医療機関への実態調査について
  • 医療的ケア児者の在宅支援に係る診療所アンケート調査
第3回 令和5年3月22日
  • 小児医療機関における移行期医療支援の実施状況について
  • 成人医療機関における移行期医療支援の実施状況について
  • 重症心身障害児者及び医療的ケア児者における移行期医療支援の実施状況について
  • 宮城県における支援の方向性について
第4回 令和5年7月25日
  • 移行期医療支援センターの業務内容について
  • 移行期医療支援センターの設置について
第5回 令和6年2月27日
  • 宮城県成人移行支援センターの設置について
  • 医療的ケア児者における移行期医療支援について
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